今回は、私の実体験から、印象に残った学生についてお伝えします。
選考が始まる前、このような質問を多くいただきます。
良い印象を与えるために、いろいろと悩みますよね。
私も学生時代はそうでした。
そんな当時の私と同じ悩みを持つあなたへ、「良い印象を持った学生の特徴」を、ランキング形式でお伝えします。
2021年度の採用活動で、人事部長として私が感じたことを、ありのままに書き記しました。
実際に内定を出した学生の特徴ともいえますので、ぜひ参考にしてくださいね。
【人事が公開】印象に残った学生の特徴トップ3
それでは、ランキングを発表していきます。
「これは出来る!」
「マネしてみようかな」
そう思ったところがあれば、ぜひ取り入れてくださいね。
特に1位の項目は、あなたもすぐに出来る「強力な印象付け」なのでオススメです。
早速いきましょう!
第3位:ひたすら笑顔だった学生
第3位は鉄板中の鉄板、「笑顔の学生」でした。
この学生は、説明会からインターン、面接まで、ずっと笑顔を絶やしませんでした。
1年で数多くの学生と会いましたが、この「ひたすら笑顔だった学生」は印象に強く残っています。
理由はシンプルで、
「第一印象が大事」な本当の理由
就活では、学生と人事担当者が毎日会うことはありません。
そのため、たった1回の対話で生まれたイメージが、ずっとあなたの印象になります。
その印象が錯覚であったとしても、一度持った印象は、数回会っただけでは変わりません。
これが第一印象です。
勘違いだったとしても、こう解釈してしまうくらい、笑顔の力はスゴイ!
いつも笑顔の人って、悪い印象の人はいないですよね。
あなたのイメージが、「笑顔であるか、そうではないか」で、かなり印象が変わります。
マスクを味方にしよう!
「笑顔を出すのが苦手…」
そんな方に朗報です!
今はマスクを着けて対応することが多いので、顔全体で笑う必要がありません。
意識するポイントは1つだけ。
話すときは、いつもより口角を横に広げましょう。
それだけで、自然と目が笑顔になりますよ。
あとは話を聞くときに、目を大きくしたり、うなずくだけでも印象は良くなります。
そのくらいマスクは「笑顔が苦手」な学生に味方してくれます。
笑顔を作るのが苦手でも、目だけ意識すればOK!
あなたの自然な笑顔には勝てませんが、あくまで「テクニックの1つ」として使ってみてください。
第2位:第一志望とハッキリ言う学生
会社として、どちらかの学生しか選べない場面なら、志望度が高い学生を選ぶ傾向があります。
しかし、志望度が高いから評価が上がるわけではありません。
第一志望とハッキリ言える学生は、「やる時はやると、覚悟を決められる学生」だからです。
「今」に全力を出す
「就活はご縁」などと言われ、よく恋愛に例えられます。
しかし、恋愛と最も違うところは、「本命以外にもアプローチをする」ということです。
もしあなたが、「付き合ってほしいけど、本命じゃないです」と言われたら、
「何それ!わざわざ言う!?」
って思いますよね。
ですから、面接での心構えはこれだけです。
そういう覚悟を持って、面接に臨んでください。
これができる学生は、仕事でも「ここが頑張りどころ!」というときに、全力を出せるでしょう。
もしあなたの自己アピールが、
これらであれば、まさに今、それが本当かどうか試されていますよ。
先に言ってしまおう
この質問、嫌ですよね。わかります。
面接官も、学生が嫌だとわかって質問していますからね。
本命かどうかは、その時の顔や声でわかってしまうものです。
志望度に関しては、結局どこかで聞かれると思いますので、どうせなら先に「第一志望です」と言ってしまいましょう!
オススメは、自己紹介と合わせて言ってしまうことです。
面接の際、一番最初にこれが言えたら、バッチリです!
特に集団面接では、早く言うほど他の学生と差別化できて、効果を発揮しますよ。
言うときはハッキリ「第一志望」
志望度の質問で、このような言い方をする学生がいます。
このような「あいまい」な答えは、第一志望じゃないと伝えているのと一緒です。
志望度の質問自体が、学生にとって重い質問ですが、この時だけは腹をくくって「第一志望」と言い切ってください。
できれば、第一志望と言わずに内定取れたらいいな…
そう思っていませんか?私はそうでした。
でもそれって、内定辞退するときに、気まずいからですよね?
内定辞退の心配は、内定を取ってからにしましょう!
その気持ちで勝負してくださいね!
面接官はきっと、その覚悟を感じ取ってくれるはずです。
第1位:質問をしてきた学生
第1位は「質問してきた学生」でした。
え!?質問なら自分もしているなぁ。
と思ったかもしれません。
実はここ、今回の記事で一番大切なので、しっかり見てくださいね!
ここでいう質問とは、「未来の自分へ向けて、理解を深めるために尋ねる」ことです。
印象に残った学生は、具体的なキャリアや将来のビジョンなどを質問してきました。
その質問を、一部抜粋してお伝えします。
などなど…。
このような質問があったとき、面接官はこう思います。
この学生は、入社がゴールじゃないな。期待できそう。
これが印象に残る「一番のポイント」です。
【超重要】会社が採用したい人とは
人事はどんな人を採用したいのか、改めて共有しましょう。
全国どの会社も一緒です。それは、
新卒の場合は、面接を通して「将来のあなたの活躍」を想像したいのです。
例えば、あなたに好意をもっている人が2人いるとします。
どちらに良い印象を持ちますか?
「恋人になることが目的」の人は、自分だけが満たされることが目的ですよね。
ほとんどの学生がこの例と同じく、
「内定をもらうことが目的になっている」から、就活って難しいのです。
会社は、大変な時でも支え合い、共に成長していけるような学生を採用します。
なぜなら、新卒には「その意欲にこそ、将来の利益を期待する」からです。
オススメの質問例を教えます
学生がよく質問する内容を一部まとめました。
これらの質問は全て、入社時の自分へ向けての質問です。
面接官は、これらの質問を受けても、未来のあなたを知ることができません。
できれば面接時ではなく、説明会やOB訪問で潰しておくと良いですね。
できるだけ面接では、「未来で活躍する姿」を想像してもらえる質問を、準備しておきましょう。
オススメの質問をこっそり教えます。
そして、面接官の回答のあと、「私もそうなれるよう頑張ります!」と伝えましょう。
この質問には、「入社後の未来」へ関心を示し、「それに向けて頑張る覚悟」を伝えることができるのでオススメです。
未来に向けた質問は「面接時」
心に残るような質問をしても、タイミングによっては印象に残らない可能性があります。
例えば説明会のように、大人数で参加している場合ですね。
理由を正直に申し上げると…
質問の内容・学生の顔や名前など、全部覚えられないからです。(スミマセン)
また、タイムスケジュールが決まっているため、時間切れになることもあるでしょう。
大人数だと、恥ずかしくて質問しにくいな…
そんなことだって、ありますよね。
しかし個人面接であれば、自分だけの時間です。
手元に履歴書や評価シートがあるので、質問内容をメモをしてくれるかもしれません。
私は必ずメモします。
面接では最後に、「何か質問はありますか?」と聞かれますが、あなたはどうしていますか?
そのチャンスボールを逃さないでくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後にもう一度、印象に残った学生の特徴をまとめます。
第一印象で「笑顔」のイメージを植え付けましょう!
ポイントは「目」でしたね。
面接が始まったら、自己紹介と合わせて「第一志望です!」と言ってしまおう!
今に全力を出して、面接を勝ちにいきましょうね。
未来で活躍できる姿を想像させましょう!
ポイントは、入社後の仕事について質問することです。
就活はどんな時代でも、内定をたくさん取れる学生と、なかなか取れない学生に別れます。
これは、「何社受けてもよい」という就活の仕組み上、仕方がありません。
しかし、内定を取れる学生には共通の特徴があり、今回の内容はその特徴と言えるでしょう。
ぜひ、あなたができると思ったものがあれば取り入れ、少しでも就活がうまくいけば幸いです。
頑張っていきましょうね!
・うまく話せなそうで自信がない…
・どんな学生が好まれるの?
・人見知りだから、面接が心配…