今回は、

「インターンシップに参加したいけれど、気を付けた方がいいことって何?」
そんな疑問にお答えします。
世の中には、多様なインターンが存在していますよね。
その全てに参加している時間はありません。

先に結論をお伝えすると、残念ながら「無駄なインターン」は存在しています。
しかし、何から始めればいいかわからず、「無駄なインターン」ばかり参加してしまう学生は多いです。
こんな悩みを持つ、時間を無駄にしたくないあなたへ向けて、今回は人事の目線から
というものを3つ紹介。
ちなみにここでいう「無駄」とは、
と捉えてくださいね。
記事を読み終えれば、「あなたのインターンの目的」は、明確になります。
きっと効率の良い就活に近づきますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
人事が紹介する「無駄なインターンシップ」3選
まず先に大切なことをお伝えいたします。
ここ10年は、「インターンをやることが目的」の学生が多くなり、結果として

あのインターンは無駄だったな…
となる学生は多いです。
ちなみにあなたは、インターンについて、どのように考えていますか?
もし、このような考えであれば、ちょっと危ないかもしれません。
「目的を持たないと時間を無駄にする」インターンはたくさんあります。

今回ご紹介する3つのインターンは全て、時間を無駄にしてしまうものばかり。
例外として、「こんな目的を持っているなら参加OK!」という条件も合わせてお伝えしますので、参考にしてくださいね。
それでは早速いきましょう!
その1:「1日完結型インターン」
まず1つ目は、「1日完結型インターン」。理由はたった1つ!
「何となく参加してしまうインターン第1位」と言ってもいいでしょう。
あなたもサクッと参加できる1日インターンに興味を持ったことが、ありませんか?
しかし、インターンの目的は「就業体験」。
就業体験を通し、業界や業種、会社の方向性を感じ取り、自分に合っているか見極める機会です。
厳しいようですが、真実をお伝えします。
1日のインターンでは、学んだような気になるだけです。
会社側が用意する1日のインターンは、会社の概要をちょっと伝えるだけ。
会社見学の延長で終わってしまうこともあります。
これは1日という時間の制約上、会社側の努力でどうこうなるものではありません。
学生にとってメリットが少ないインターンです。
やってしまいがちな学生の特徴
就活が始まると、「1日インターン」を、片っ端から受けまくる学生がいます。
あなたはそんなイメージを持っていませんか?

ちなみに人事の立場からお答えしますが、1日インターンに参加しただけでは、評価は変わりません。
また、顔や名前を覚えてもらえる可能性も、ほぼありません。
なぜなら、学生とマンツーマンで話す機会がないからです。
もちろんインターンを受けることは悪くありませんよ。
他の学生と触れ合うことで、就活のスイッチを入れるには役立つと思います。
しかし1日インターンは、「学びやアピールには、あまりならない」と割り切って参加しましょう。
面接の材料には使える
例えば、インターンに参加した証拠を集め、面接で提出しアピールするならOKです。
多数のインターンに参加した理由と、今受けている会社の関連性をうまく話せれば、「就活の軸をはっきりさせている」という効果的なアピールになるかもしれません。
その2:「現場仕事を体験できないインターン」
2つ目は、「現場仕事を体験できないインターン」。
こちらの理由も簡単です。
よくあるインターンの例が「グループワーク」。
業界についてや、その会社の未来について、集まった学生で話し合うワークです。
「新しい商品を考え発表する」なんてこともあるでしょう。
就活している感覚になりやすい
少し考えていただきたいのですが、このグループワークに意味はあるのでしょうか。
もちろん、他の学生との交流や意見を交わせるので、「就活っぽい感覚」はあるでしょう。
会社の未来を考えるのは勉強になります。

しかし、「入社したらどんな仕事・生活をするのか」が重要ではないですか?
多くの学生がインターンに参加する目的は、入社後のイメージを掴むためですよね。
会社の未来を考えるのは、経営者。
その未来に叶えるべく仕事をするのが社員であり、その末端が新入社員。
つまり入社してすぐは、現場の仕事が多いことが想像できます。
しかし、仕事を体験できないインターンでは、働いている自分の姿を想像できません。
ちなみに「選考試験」であれば、幹部候補としての能力があるか試されるので、ワークの意味があると思います。

まだ入社していない、しかも選考試験でもない会社の課題を考えるのは、あなたにとって時間の無駄です。
選考試験の練習ならOK
見知らぬ人とディスカッションする機会は滅多にありませんので、その練習として参加するなら良いでしょう。

「会話形式の試験」は、経験がないまま参加すると緊張しそうですよね。
特にディスカッションは、複数人いなければ練習できないので、面接より練習できる機会が少ないと思います。
インターンを通して練習できれば、「司会・書記・タイムキーパー等の役割」を実感できますし、役割なしの場合でも立ち振る舞いに自信が持てるでしょう。
その3:「懇親会がないインターン」
もしあなたが、一緒に働く仲間や雰囲気、いわゆる「社風」を気にするのであれば、懇親会は大事です。
なぜなら、業務から離れた時に、実際の社風が現れるからです。
インターンは仕組まれている
インターン中は、社員に質問する時間があると思います。
やりがいを聞くと、
社風を聞くと、

どの会社に行っても、誰に聞いても、同じようなことを言っているな…
もしあなたが、すでにインターンに参加していたら、こんなふうに思ったことはありませんか?
一般的にインターンは、人事が決めたフォーマット通りに、学生と社員が動きます。
もし質疑応答の時間があったとしても、「会社としてどうあるべきか」を考え発言するでしょう。
ある程度の回答フォーマットが用意されていますし、人事の目があるため、空気を読みますからね。
そう、インターンは仕組まれているのです。
しかし、飲み会や食事会など業務から離れた時は、「本心で話をしてくれる」可能性があります。
たとえ人事の方がいたとしても、社員とマンツーマンで話す機会が増えるでしょう。

あなたが知りたい事に対して、「リアルなところを教えてください!」と聞くのがオススメ!
この時、どんな話や対応をしてくれるかで、一緒に働く人たちや会社の雰囲気を、肌で感じることができます。
学生は「お客様」
会社にとってインターンに参加する学生は「お客様」です。
選考に進むかもしれませんし、入社しなかったとしても将来のユーザーになるかもしれません。
そのため、インターンに参加する学生に対して、会社は「おもてなし」する側です。

バリバリ体育会系の会社であっても、学生に対しては優しく接することが多いですよ。
もし懇親会がなかったとしても、現場で働く社員の方に、リアルな話を聞ける工夫をしましょう!
移動時間などの少しの時間であっても、逃してはいけません。
チャンスがあれば、ランチをご一緒できるか聞くのもアリですね!
まとめ
インターンの参加率は年々増えているのに、早期退職をする人は変わらず多いのが現実です。
これは、仕事理解を深める目的ではなく、「何となくインターンに参加する学生」が増えてしまっていることが1つの原因かもしれません。

入社後のギャップを少なくするためにも、インターンは目的を持って参加するようにしましょう。
今あなたが使える時間は貴重です。
それを叶えられるインターンだけに参加しましょうね。