こんにちは。なべひろです。
人事部長をしながら、就活生むけの発信をしています。
このブログでは企業の目線から「効率よく進む就活」を目指しています。
今回は、
企業研究をするにあたって、大事なことを教えて!
そんな方に向けて、解説していきますね。
自分に合った企業を見つける、企業研究のやり方
企業研究については、こんな質問をよくいただきます。
「就活といえば企業研究」みたいなイメージがありますが、そんなに難しく考えなくて大丈夫!
目的とやり方は、とてもシンプルです。
記事の前半は、企業研究の目的とやり方を解説。
後半は、「要注意な企業の特徴」をお伝えしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
早速いきましょう!
企業研究の目的はたった一つ
企業研究の目的は、1つだけです。
当たり前って感じますが、これだけです。
就活は恋人探しとイメージが似ています。
フリーでいる(ニート)という選択肢もありますが、モテる状態(新卒チケット)を捨ててしまうのは勿体ないですよね。
付き合うとなれば、相手のスペックを気にしない人はいないはず。
入社後お付き合いする会社は、どんな相手なのかチェックしましょう。
大切なのは、入社したあと(付き合ったあと)、理想の生活ができるかどうかですよね。
相性の判断については、記事の後半で解説しています。
企業研究のやり方
企業研究のオススメな方法を紹介します。それは、
OB訪問を行い、自分の希望が叶うのか聞くだけ。
なぜOB訪問か、それは実際の勤務(事実)が聞けるからです。
説明会などでは、残業やノルマなど「知りたい核心」って、質問しにくいですよね。
人事側も説明会などでは「閑散期の1日のスケジュール」を、先手で伝えている場合があります。
会社見学もアリです
どうしてもOBが見つからない!
OB訪問のハードルが高い!
そのような場合は、会社見学の申し込みをしましょう。
会社見学は、現場の社員が案内をしてくれますし、質問の時間もいただけるはずです。
ポイントは、志望職種の方とお話すること。
念のため、申し込みの際にこのように伝えましょう。
知っている先輩を頼る
どうしても、OB訪問や会社見学ができない場合は、最終手段として、先輩を頼ってください。
同じ業界・職種が望ましいですが、出来るだけ近い仕事をしている先輩を探しましょう。
ある程度、社会人のイメージはつかめると思います。
しかし、企業は違うため、あくまで「イメージでの情報収集」 と思ってくださいね。
OB訪問の注意点
「OB訪問の印象」は企業に伝わっています。
OB訪問が合否に関わることはありませんが、ネガティブなイメージを持たれないように心がけましょう。
自分が知りたい核心(残業や忙しさ、ノルマや昇給など)を聞く場合、このトークを参考にしてください。
ポイントは、核心を聞いたあとに「前向きな意見や反応」を伝えることです。
前向きな反応は、何度も練習しておきましょう!
「楽しみです!」
「ワクワクします!」
「今のうちに勉強しておくことはありますか?」
やりすぎると印象が悪くなりそう…
そう思うかもしれませんが大丈夫です。
初めて会う相手には、全力で前向きに行きましょう!
クールで淡々と対応するよりも、元気がある方がよい印象ですよ!
相性がよい企業のポイント
どんな企業なら「相性が良い」といえるのでしょうか。それは、
自分の望む生活に近づけるほど、相性が良いといえます。
理想には優先順位をつけよう
「社会人生活はこう過ごしたい!」という理想ってありますよね。
その理想に優先順位をつけていますか?
私生活を重要視するなら、
・休日が多い
・休日出勤がない
・通勤が近い
・ノルマがない
仕事を頑張りたいなら、
・成長できる環境
・若手でもチャンスあり
・収入多め
・20代で管理職
などなど、他にもたくさん理想があると思います。
しかし残酷ですが、理想を全て叶えてくれる企業はほとんどありません。
「ここだけは譲れないもの」を3つピックアップしておき、照らし合わせてみましょう。
優先順位トップ3がかなうのであれば、理想に近い生活がイメージできますし、相性がよいといえます。
あくまで「選択肢を狭めない」ため
優先順位をつけるのは、妥協することではありません。
最初から選択肢を狭めすぎてしまうと、相性のよい企業に巡り合える可能性を狭めてしまいます。
面接ラッシュになると時間がなくなるので、研究ができる今のうちに可能性を広げておきましょうね。
注意すべき企業のポイント!
最後にちょっとしたおまけで、注意すべき企業のポイントをお伝えします。
全ての企業に当てはまるわけではありませんが、頭の片隅に覚えておいてくださいね。
このような企業(特に中小企業)は、休日や仕事後に開催するイベント が多いかもしれません。
なぜ注意が必要かというと「無給なのに断れないから」です。
アットホームな社風の裏側
会社や企画しているイベントは、断りにくそうですよね。
まわりの空気が「参加するのはあたりまえ」であれば、なおさらです。
そんなことを言われると、参加しないといけない感じですよね。
最大のデメリットは「無給」であること
本来は、会社のイベントは給料が発生するはずです。
入社式なども、給料をもらいますよね。
しかし、「スタッフが率先して行う風土」になっているイベントがあります。
今でも運動会やスポーツ大会などを行う企業がありますが、イベント当日以外に準備する日が必要ですよね。
だいたい若手が任されるのですが、もしタダ働きだったら…。
会社員にとって、自由に使える時間はとても貴重。
組織で働くうえで人間関係は大切ですが、それは社風に影響されるということを覚えておきましょう。
このあたりも「相性」はあると思います。
余談ですが、私の会社では、上司から食事や飲みに誘うことはありません。
私自身も、部下とワイワイ話すのは 忘年会だけで十分 だと思っています。
年に1度だからこそ、スタッフみんなが「貴重な時間」として過ごすことができるし、盛り上がるのでしょうね。
職場は「成果を上げる場」です。
仕事が終わったら、自由に楽しく過ごしてもらうほうが、仕事の生産性が上がると思っています。
企業研究のまとめ
いかがでしたでしょうか?
業界研究や職種研究は、ネットに答えが落ちていますが、企業研究だけは自力で調べるしかありません。
しかし、やり方はシンプルでしたね。聞きたいことを働いている人に聞くだけです。
聞き方のトークも解説しましたので、必ず押さえておきましょう!
企業研究まとめ
目的
相性を確認するため
やり方
OB訪問でリアルを聞く
企業訪問もアリ
相性の良い企業
優先順位トップ3が叶う企業
さあ、仕事研究が終わったら、いよいよ志望動機の作成です。
面接で必ず聞かれるので、しっかり作りこみましょう!